手持ちと肩掛けで使えるトート
身長180cm
身長156cm
ミシンで手縫いの作りを表現したトート
盤面のフォルムは四角いですが、側面のマチが外に張り出す作りにすることで、柔らかな逆台形シルエットに。
本体とマチを繋ぐ縫い方は外縫いと呼ばれる縫製をしていますが、通常の外縫いの場合、本体とマチの革の断面を貼り合わせて縫うのでマチが内側に弧を描く形になります。
中に物を入れるときにこの内側に弧を描いたマチがあたって物が出し入れしにくいことがあります。
このトートバッグではマチが外側に弧を描いているのでストレスなく物が出し入れできますし、鞄のシルエットが柔らかい印象になります。
この構造だと通常は手縫いでしか作れません。
手縫いでしかできない構造をどうしたらミシンで実現できるか試行錯誤した結果、本体とマチの間に帯を入れればミシンでも手縫い風のシルエットが出すことが可能になりました。
持ち手は握りやすいように細すぎず太すぎずの太さで中に補強のロープを入れて包み込んで縫い合わせました。
肩がけできて手にもってもバランスが良い長さにしました。