道具のはなし
ご無沙汰しております。じゅんやです!
年が明けたばかりと思っていたらもう2月も終わりそうです。
これから花粉の時期がやってきますよ〜、今年は多いみたいなのでビクビクしてます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
アナロジコでは昨年の冬から新スタッフのノリも増え、益々活気付いてきました。
さて!
私たちは一枚の革からカバンや小物などを作っているわけでありますが、
そのためにはたくさんの道具が必要不可欠です。
今回は普段使っている道具の中から、僕が特に気に入っているものをご紹介したいと思います!
レザークラフトをされている方はご存知のものも多いのでは??
それではいきましょう!
お気に入り道具TOP5!!
『第5位 ホウキ』
いきなり地味ですみません!でも好きなんです、ホウキ。
縫い合わせた革のコバ(側面)を揃えるためにやすりがけしたり、革を薄く漉いたりすると細かいごみが出ます。これがなかなか取れないんです、、
そこで活躍するのがホウキで、あっという間に払い落とくれます!
当然ですが、ごみが散らかっていたら良い仕事はできないのです。
様々な毛の細さや形、素材があり奥深いところが気に入っています。(あと触っていて気持ちいい)
『第4位 クイキリ』
シンプルにかっこいい!
屈強な刃と武骨なデザインが男心をくすぐってきますよね!
用途はファスナーの長さ調整をするときなど、金具を外すために使います。
他の道具に比べ使用頻度はあまり多くないのですが、ビジュアル担当ということでラインナップに入れました!
これは部屋の壁に飾りたくなりますよね!!
『第3位 仕立てヘラ』
これは知らない方も多いのでは??
内縫いの製品を整形するときに使うもので、これがないと綺麗に仕上がりません。
革を傷つけないよう表面はツルツルしています。
材質は木材や牛角、ステンレスやメノウでも作られているそうで、いろいろな形があります!
僕は木材のものを使っていて、初めはもっと明るい色だったのですが、結構濃くなって味が出てきました。
革の経年変化はもちろん、木の経年変化もたまらないです!!
他の材質も使ってみたいなぁ〜なんて思っています。
『第2位 カシメ打ち棒』
その名の通り、カシメ(革を固定する金具)を打つときに使う道具です!
これは一日に何度も使う道具で、「ダンッダンッ」と大きな音がする時は大体カシメを打っています。
これは僕が使っているものですが、初めは綺麗な円筒でした。
二年間使って叩いている部分が潰れて広がり、キノコみたいになってきていますね。
そしてこれは末吉さんも打ち棒です。かなり短くなっています!!
一体何千回叩いたらこんなになるのでしょうか?すごい。。
打ち棒を見ると、これだけやってきたんだなぁと感慨深くなると同時に、少し自信も付くような気がします。
5年後、10年後、そのまた先はどうなっているのか楽しみです!
そして、、第1位です!!
『第1位 罫書き棒』
大袈裟かもしれませんが、これは命と言っても過言ではないです!!
用途は型紙を革に写したり、穴あけの位置に点をつけたりと、どの工程でも使います。
制作時は常に胸ポケットに入れていて、エプロンをしていない時でも無意識的に取る仕草をしてしまいます。職業病でしょうか?
無くした日には地を這いずって探し回るくらい大切なものです。
以前無くした時はソワソワして仕事に全く集中できませんでした!
(その日の夜に観葉植物の土に刺さっていたところ発見された)
以上、お気に入りTOP5でした!
最後までお読み頂きありがとうございます。
今回ご紹介した他にもお気に入りの道具はまだまだたくさんあるので、また別のブログやらでご紹介したいと思います!
ブログを書いてみて、改めて道具たちが好きになりました。
革製品と同様に道具も手入れをして大切に扱い、永く使っていきたいものですね。
それではまた!