小銭入れの汚れを改善する方法
こんにちは。美紗子です。
今日は、ご質問いただいた、「小銭入れ部分の汚れを落とす方法」の検証をブログにまとめます!
結論から言うと、劇的に落とすことはできませんでしたが、はじめと比べたらきれいにすることができました。

こちらは、私が4〜5年ほどの間毎日使っていたカシメミニ財布のナチュラルです。
すっかり飴色になり、新しい頃の明るいナチュラルの面影はありません。

4〜5年使えば小銭入れも汚れます。金属と革とが接触して反応し、小銭入れ特有の黒ずみが発生します。
小銭入れが汚れていても私は気にせずに使っちゃいますが、今回はいくつかの方法を試してきれいにしてみます。
【検証1】消しゴム

普通の消しゴムです。

ゴシゴシ擦ると黒い消しカスが出てきます。
黒い消しカスが出るということは、多少は汚れが落ちているようです。ただ、思ったほど見た目に変化なし。4、5年使い続けた汚れはなかなか落ちないのかもしれません。
でも待ってください!

試しに、半年使った赤いカシメミニ財布で試したところ…


こちらはだいぶきれいになりました!これならやりがいがあります。
ちなみに、汚れの落ちづらかったナチュラルの方は8年以上前のミッスーリレザーで、当時は床面(トコメン=裏面)に“布海苔(ふのり)”を塗っていました。
布海苔は天然の樹脂で優しい性質なので、しっかりとコーティングするタイプではありません。
赤いカシメミニ財布のように、今のミッスーリの床面にはイタリアで樹脂をかけており、しっかりコーティングされています。
最近の革である赤い方が汚れが落ちやすかったのは、その違いもあるように思います。
【検証2】水拭き

着古したTシャツなど柔らかな布を、水で濡らします。(今回は水多めで拭きましたが、心配な方は調整してください)

真っ白だった布が黒くなりました。汚れが落ちている感じがします…!

水多めだったので銀面(表面)にも染みましたが、使い込んだミッスーリレザーなので乾けば元に戻ります。
※新しいとシミになる場合があるのでご注意ください。シミになる前(あとでも可)に、全体を水拭きして、染み込んだ跡をぼかすのがおすすめです。

乾いた後はこんな感じです!
劇的な変化はないですね。
でもはじめと比べたらきれいになりましたよね?

はじめはこれだったのですから。
触った感じもサラッとしていい感じです。
きれいにしたあとは、たとえば市販のトコノール(革の床面用の樹脂)を塗るなど、次の汚れに備えてコーティングしておくと良さそうです。

濡れてしまった銀面は乾いて元通りになりました。
消しゴムでも水拭きでも、小銭入れの汚れを多少落とすことができました。
汚れが気になる場合は、黒ずみが蓄積する前に時折これらのお手入れをしてみてください!
また、黒ずむことに抵抗があるという方は、お財布に関しては、小銭入れの黒ずみ汚れが目立ちづらいマローネやブラックを選ぶことも検討してみてくださいね。