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白っぽい“ブルーム”が出ていたら防水機能抜群!

お手元に届いた製品やレザーサンプルにうっすら白い粉がかかっていたら、それはカビではなく“ブルーム”です。

革を鞣す際に浸透させたワックスが寒暖差で表面に浮き出て固まったもので、ワックスをたっぷりと革に浸透させているため、特に気温の低い冬場に出てくることがあります。

ここ最近のミッスーリレザーは、ブルームがびっしり出ているワックスたっぷりのものが多く、お届けする新品の製品にもブルームが残っている場合があります。

(革を裁断する際に傷など避けるべき部分が見えない、という問題があるため、製品のブルームは製作過程や検品の際に一度落としています。ただ、ポケットの内側などに残ってしまったり、配送や保管中の寒暖差でまた浮き出てくることがあります。)

ブライドルレザーといって、昔から、馬具用の革を堅牢に仕上げるためにワックスをたっぷりと浸透させて仕上げた革がありますが、そんな状態です。

アナロジコの定番レザーであるミッスーリはもともと水に強い(濡れてもシミになりづらい)性質がありますが、ブルームたっぷりのミッスーリ(※)は水を弾くため、防水面でも最強です。

※同じミッスーリレザーでもロットの違いや個体差によりワックス量には差があります。ブルームの有無は選べません。すみません!でも最近のミッスーリは全体的にワックス多めです。

ブルームはそのまま使っていただいても問題ありません。しばらく使っていると体温や摩擦で自然と革に馴染みます。

見た目や、衣服などへの付着が気になる場合は、布で拭き取ってお使いください。

拭き取る際に擦る摩擦熱でブルームが溶けて馴染むことに加え、余分なブルームを落とすことができますに

拭き取ったあとの革は、エイジングも進んでいないのにツヤッツヤ!かっこいい〜!

ブルームを拭き取っても、革の内側にはまだたっぷりとワックスが浸透しており、表面もワックスでうっすらとコーティングされている状態です。

そのため、水で濡らしても水滴をしっかり弾いてすぐに浸透することはありません。突然の雨でも、ブルームたっぷりのミッスーリレザーならより安心です。

このような状態の革は、当分ラナパーなどの保革オイルの塗布は不要です。

ブルーム

一度ブルームを落としても、製品を寒い部屋に置いておくなどするとまた浮き出てくることがあります。

そうしたら、アナロジコのブラシで軽くブラッシングするとまたツヤツヤになります。

ぜひお試しください!