必見!アラスカのお手入れ
まるで雪が積もったような、白く涼しげなテクスチャーが魅力のアラスカレザー。(個数限定での販売)
この不思議な魅力の詰まった革、ミッスーリレザーとはお手入れ方法が全く違います。一体どんなふうにお手入れすれば良いのか、こちらで詳しくご案内します。
アラスカレザーとは?
アラスカは、アナロジコで定番のミッスーリレザーをベースに、ワックスをたっぷりと含ませて鞣した革です。表面に白く見えるものはそのワックスが固まったもの。使いこむと徐々に白いワックスが消え、下地の色が顔を出します。
今回は、ミッスーリレザーのナチュラルをベースにしたアラスカなので、ずっと使っていくとナチュラルと同じように飴色への経年変化を楽しむことができます。
指で強く擦るとこのようにワックスが溶けてみるみる色が変わります。普通に持ったり、軽く擦る程度ですぐに色が変わるようなことはありませんのでご安心ください!
日々使うことの繰り返しで、少しずつ少しずつ表面のワックスが革に馴染んで白色が消えていき、下地のナチュラルの色味が出てきます。触る頻度によって変化の速度が違います。
新品のアラスカと、3ヶ月毎日よく触って使い込んだアラスカを比較するとこの通りです。よく撫でていたので変化が早いです。触れば触るほど早くエイジングが進んでいきます。
ゆっくりと色の変化を楽しみたい場合は、必要以上に触れないようにすることが重要です。
※L字ファスナー長財布のアラスカは、今回の企画では販売しておりません。写真は私物です。
財布の内装もアラスカレザーを使っていますので、エイジングが進みやすい外側と、元の状態を長く残せる内側とのエイジングの差を楽しみながら使えます。
ラナパーは厳禁!? アラスカのお手入れ方法
さて、本題のアラスカレザーのお手入れについてです。ミッスーリでは、やっていただきたいお手入れ方法が、アラスカではNGだったりしますので注意してください。
ミッスーリレザーでおすすめしているラナパーでのお手入れですが、アラスカでは厳禁です!
塗り込んだ瞬間、こんなふうにワックスの白色が消えてしまいます。おろしたてのアラスカ特有の白さと自然な経年変化を楽しむために、どうぞラナパーは塗らずにお使いください。
永く使って、すっかり表面のワックスが消えた頃なら、ミッスーリと同じようにラナパーでのお手入れも可能です。ただ、アラスカはもともとワックスをたっぷり含んだ革なので、乾燥が気にならない限り、ラナパー(ラナパーにもワックス成分が入っています)を塗る必要もありません。
水に濡れてしまった時は
うっかり水で濡らしてしまうこともあると思いますが、こんな時は、乾いた布で拭き取って、自然乾燥させてください。
アラスカは、表面のワックスが水を弾いてくれるので、水分が浸透するのもゆっくりです。焦らず、そっと拭いてあげましょう。
写真は、濡れてしまったところをすぐに拭いて自然乾燥させた後の状態。シミはうっすら残っていますが、そこまで目立ちませんよね?濡れたらなるべく早く拭くのがポイントです。
残ってしまったシミをカバーするために、シミをぼかすように革全体を水で湿らす、というお手入れもアラスカではNGです!ミッスーリレザーではおすすめのお手入れ方法ですが、アラスカで同じことをすると、新たなシミを作ってしまうことがあります。
アラスカは、革の内部までワックスが浸透していますので、革全体を均一に湿らせることがとても難しいのです。全体を均一に湿らせたつもりが、水分が部分的に溜まってしまい、新たなシミを作ってしまうことがあります。
アラスカレザーはお手入れ不要!
ミッスーリレザーと比べると、お手入れ方法がまるっきり違って不安になってしまうかもしれませんが、大丈夫です。
濡れたら乾いた布で拭くだけ、ラナパーも塗らなくて良い、と思えば、アラスカと向き合うのはとても楽になりませんか?特別なお手入れは一切必要ない革なんです。なんて楽な革!
引っ掻きキズがついたら、革を揉んであげてください。製品が小さくて揉むのが難しければ、写真のように、内側から指先で軽く押してあげるだけでも大丈夫です。キズがついた表側は決して強く擦らないようにしてくださいね。
これだけでキズを多少カバーすることができます。
アラスカレザーは個数限定、気になる商品はお早めに!
アラスカレザーは仕入れた量がごくわずかのため、各アイテム10点前後と、個数を限定しての販売です。アトリエショップでもオンラインショップでもご購入いただけます。
※銀行振込の場合、ご入金確認後5営業日以内に出荷となります。
※他商品と一緒にご注文の場合は、商品が全て揃ってからの出荷となります。
気になる商品はぜひお早めにご注文ください!
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