アズーラ社が来店しました!

2025年11月18日、イタリアからLa Perla Azzurra社(以下アズーラ社)の社長マッシモさん(左)とアンドレアさん(右)がアナロジコのアトリエショップに来てくれました。
今年の3月にみんなでトスカーナのアズーラ社を訪ねて以来、8ヶ月ぶりの再会でした。

これを持ってきたよ、とマッシモ社長が大きな包みを開けると…


10周年のお祝いメッセージ!アズーラ社のヌメ革に刻印が刻まれていました。
まさか、こんなサプライズギフトがあるなんて!思いもよらなかったので、とても嬉しかったです。


今回は革の雰囲気がよく分かる大きなサンプル帳を用意してくれて、新作の革やそれぞれの特徴などを聞きました。


色とりどりで、質感も様々。サンプルを見ているとワクワクしますね。
たくさん見せてもらった中で、いずれ企画で使いたいと思うものを見つけたので、今後どうぞ楽しみにしていてください。
ミーティングの後は、下北沢に10月オープンしたばかりのLa Bohémでランチをしました。

アラビアータの辛さが絶妙で、イタリアでもこんなに美味しいのはなかなか出合わない、とのこと!デザートのティラミスもコーヒーも美味しく、みんなでよい時間を過ごせました。
(茶沢通り沿い、アトリエショップから5分ほどの場所にあるので、下北沢にお越しの際は皆さんもぜひ行ってみてくださいね。)


帰り際、マッシモさんが手に取って微笑みつつ見つめていたのが万年カレンダー。(近いうちに抽選販売を予定しています!)
こちらももちろんミッスーリレザーです。カレンダーには、3.5mmほどの厚手のミッスーリを使用しています。
厚みの種類も多いミッスーリは、厚みの違いで幅広い表情を楽しめるので、鞄作りだけでなくいろいろなアイテムに使うことができる最高のレザーです。

ここまで来られたのもミッスーリレザーはじめ、魅力的な革を作ってくれるアズーラ社があってこそです。いつもありがとうございます。
次の10年もよろしくお願いします!
最後に、イタリア植物タンニンなめし革協会の日本語パンフレットを託されたので、ぜひご覧ください。



(以下パンフレット掲載文)
イタリア植物タンニン鞣し協会は、何世紀もの伝統を誇るアルチザン製品-トスカーナ産植物タンニンなめし革の原産地と品質を保証するのは、この協会の商標だけです。
私たちの革は、自分が何者か、どこから来たのか、何を選んできたかを語る。私たちは、未来へと継承される千年の伝統の担い手となる。
イタリア植物タンニンなめし革協会は、
1282年よりトスカーナ地方で受け継がれてきた植物タンニンなめしの伝統を守るために活動する非営利団体です。トスカーナ地方のなめし革産業集積地で18の加盟タンナーが結束し、持続可能で質の高い、地域に根ざした生産をしています。
時間と職人の技
先進技術と伝統を巧みに融合させて、靴やレザーグッズ用の天然皮革を製造し、世界中に輸出しています。
トスカーナ産
製品はすべてトスカーナ州内で生産され、使用される皮は食糧産業からの廃棄物です。それらは、アニマルウェルフェア(動物福祉)を尊重するEU規定に則って飼育を行うヨーロッパの農場から調達されています。
天然素材
革をなめすために使われるのは、抗酸化・抗生作用、抗菌といった特性を備えた天然の植物タンニンです。そのタンニンは、再生可能な資源として認証された植物から採取されています。
循環型経済
協会に加盟するタンナーは、皮を処理する際の排水もきちんと処理しています。加工で生じる廃棄物のほとんどは新たな原料として生まれ変わり、他のサプライチェーンで再利用されます。
人の心に訴える
植物タンニンなめし革は、時とともに私たちの人生の足跡を刻みます。単に古くなるわけではありません。色合いを変えながら、円熟味を増し、堂々と時の流れを映し出します。植物タンニンなめし革で作ったアイテムは、生涯の相棒として記憶や感情の宝庫となります。それは、自分だけの、唯一無二で特別な存在です。
品質保証タグ
もし、あなたが手にとった革製品にこのタグがついていたら、トスカーナ産物タンニンなめし革を使用した製品であることが証明されています。
このタグは、トスカーナのタンナーが製造した革を使用するメーカーに、イタリア植物タンニンなめし革協会が発行する認証で、以下のことを保証するものです。
・植物からの抽出エキスでなめされた革であること
・協会が定める技術規則に則って製造された革であること
・イタリア、トスカーナ州で100%製造された革であること
最良の選択
科学的調査により、トスカーナ産物タンニンなめし革はコットン、麻、ピュアウールといった天然繊維と並んで、ファッション市場で流通する最も持続可能性の高い素材であることがわかりました。
国連が採択した持続可能な開発目標や、2050年までにカーボンニュートラルを実現するという欧州グリーン・ディールが定めた基準を満たすものです。
ラボの分析では、平均95%*のバイオベース(生物由来)炭素が含まれていることが確認されています。これは、バイオベースの天然素材であること、石油由来ではなく、マイクロプラスチックを発生・拡散させないこと、カーポンニュートラルであり、二酸化炭素の発生量と吸収量のバランスがとれていることを意味します。
伝統的な植物タンニンなめし革が、今も最も自然な選択であることを、科学的に証明しているのです。
*イタリア植物タンニンなめし革協会に加盟する18タンナーの皮革をラボ分析にかけた平均値
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チェックしてみましょう。
詳細はこちら>>>>>
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(以上原文のまま)
※最後の「詳細はこちら」をタップすると、イタリア植物タンニン鞣し協会のウェブサイトに飛び、素材ごとのオーガニック由来の原料比率(平均的な数値)や特性をご覧いただけます。
※アナロジコでは製品にイタリア植物タンニンなめし革協会のタグをお付けしていませんが、定番革のミッスーリをはじめ、限定企画等で扱う革は協会認定の植物タンニンなめし革を使用しています。
